支援方針・なぜ犬なのか?
いぬのいえ支援方針
1) ポジティブチェンジ
活動の中で大切なキーワードは「
2) 行動と体験を通じて変わる
頭で考えることも大切ですが、考えすぎてがんじがらめになってしまうこともあります。
まずはやってみて経験してみる。そして、目で見て聞いて触って肌で感じて、言葉で説明できなくても内側から沸いてくる「楽しい」「嬉しい」「やってみたい」「挑戦してみたい」「感激する」というようなポジティブな感情をもとに、さらに行動してみる。まずはやってみて、さらに心に素直に従って行動してみて、経験をしていく中で、自分も徐々に変わって行く、そんな流れをつくれるよう支援しています。犬は生き物であるため、犬と接することは、毎日が「行動」と「体験」です。
3) 一人一人のステップに合わせた目標設定
一人一人生きてきた環境も考え方も趣味も嗜好も10人いれば10パターンあります。
こちらが一方的に目標や将来のことを押し付けることはせず、若者が「自分らしい生き方」を見つけるお手伝いをしたいと考えています。若者の今の状況と、今後の方向性を、一緒に相談して考えながら、それぞれの道を見つけていけるよう、一人一人の自立に向けて伴走していけるサポーターでありたいと考えます。
なぜ自立支援に”犬”なのか?
社会で自立して行きていくためには、”様々な課題にぶつかっても乗り越える力””自分で環境を切り開く力”が必要であり、基礎が形成されていないと一度就労しても継続することが難しいことがあるため、専門知識や社会人マナー以前の土台の基礎力から身につけることが大切です。
その際、犬がいることで、若者がそれぞれ持つ課題を乗り越える際に”最初の一歩”を踏み出しやすくすることが出来る場合があります。第一歩を踏み出すことで、成長のきっかけを作ることができます。
また、犬自身もこのプログラムを通じて学び出来る事が増えていくので、若者と共に成長するパートナーとして心の味方にもなってくれます。
♪具体例♪
×沈んだ気持ちを切り替えられない → ○犬のためになら切り替えて元気を出す ×ただ発声練習をする → ○犬に伝わるよう大きくはっきり声を出す ×ただ規則正しく生活する → ○犬のために朝も起きる ×ただ接客をする → ○犬を介してなら話せる/犬のためなら説明できる ×ただ自分の長所と短所を考える → ○犬を通して自分のことを話せるようになる ○人との会話が苦手でも、犬のことなら話せる/初対面でも犬を介してなら話せる ○犬がいることで心の壁が取り払われる ○犬が自分の鏡となって、自分の課題を映し出して教えてくれる(自分を見つめ直す) ○一人でやろうとすると難しいことも、犬と一緒ならば出来るようになる |
※ただし、上記はあくまで一例であり、効果や成果には個人差があります